アフィリエイトで稼ぐために記事を書いているとついつい売ることや検索順位を上げるために必死になってしまう方もいらっしゃると思います。
しかし、本当に商品が売れやすい記事とはどういったものなのでしょうか。
今回は、SEOを気にしすぎた悪い例と共に消費者が求めている記事とはどういったものなのかをご紹介していきたいと思います。
SEOに注力している人は要注意!
まず、商品が売れる記事の代表的なポイントとしては以下の2つだと思います。
狙ったキーワードでの上位表示
この2つが両方とも出来ていれば、おそらく商品は売れるはずです。
ある程度記事の書き方に慣れてきた人は、SEO対策として検索順位を上げるために試行錯誤すると思います。
しかし、SEO対策を気にしすぎていて消費者にとって価値の無い記事になっていたりしませんか?
1つ架空の人物Aさんを題材に悪い例を見てみましょう。
SEOに注力しすぎた悪い例
今は、コンテンツSEOが話題で文字数を3,000文字程度書いたほうが良いと聞いたAさんは必死に文字数を増やすために記事を改善しました。
しかし、このAさんコンテンツSEOを勘違いして大きなミスをしてしまっている可能性があります。
AさんはコンテンツSEO=文字数を増やすと捉えたところに落とし穴がありました。
文字数は3,000文字になりましたが出来上がった記事を客観的にみると情報を集めてまとめただけで全く検索ユーザー(消費者)のことを考えていない記事になっていたんです。
具体的には、「乾燥肌におすすめの【Z】という化粧水を紹介した記事」だったのですが文字数を増やすために記事の冒頭で、まずは乾燥肌になる理由を紹介しました。
次に化粧水に含まれている成分1つ1つを事細かく紹介、【Z】の商品を販売している会社の歴史についても紹介して文字数を増やすために様々な情報を集めてまとめました。
ここでの間違いはこれらの情報を記事の冒頭で書いてしまったことにあります。
文字数を増やすためにAさんは【Z】という化粧水の紹介の前に書いておいたほうが文脈的に正しいと思い、まず文字数稼ぎのためのコンテンツを書きその後に化粧水【Z】のレビューを書いたんです。
この記事、客観的に見てどうでしょうか。
検索ユーザー(消費者)は乾燥肌におすすめの【Z】という化粧水の使用レビューを見たいのにその内容に辿り着く前に余計な情報をたくさん読まされる状態になっているわけです。
簡単に説明すると。
「乾燥肌におすすめの化粧水【Z】ってどうでした?」と聞かれた時に
「まず乾燥肌というのは・・・」と説明が始まったら「え、そんなこと聞いてないんだけどな・・・」って思いますよね。
「乾燥肌におすすめの化粧水【Z】ってどうでした?」と聞かれたら
「肌なじみがいいし、保湿時間も長く感じたよ!」と答えるのが正しい回答だと思います。
SEOを意識しすぎるあまりに消費者にとって分かりにくい記事になってしまっていることはよくあると思うので注意が必要なんです。
消費者の立場に立って記事の書き方を考える
では、消費者の立場に立った良い記事とはどういったものでしょうか。
コンテンツSEOを意識して文字数を増やすということは間違いではありません。
正しい書き方をしていれば検索順位も上る可能性がありますし、検索ユーザーにも価値のある記事が書けます。
まず、「乾燥肌におすすめの【Z】という化粧水を紹介した記事」であれば想定される検索キーワードは例えば「【Z】 口コミ」が考えられますね。
このキーワードで検索してきた人は【Z】の口コミ情報を見たいんですよね。
で、あれば記事の冒頭で【Z】の商品レビューをしてしまいます。
これであれば検索ユーザーにすぐに求めている情報を提供することができますよね。
しかし、このままでは文字数が足りないといった場合がありますね。
そういった場合はレビュー(検索ユーザーが求めている情報)の後に文字数を増やすために集めた情報をまとめるのがおすすめです。
それでは、このルールを元に書いた記事は検索ユーザーにとってどう感じるのでしょうか。
この記事のレビュー部分を見た検索ユーザーの感じ方は2種類いると思います。
1、レビュー(検索ユーザーが求めている情報)を読んで商品が欲しいと思った人
2、レビュー(検索ユーザーが求めている情報)だけでは購入までの意思決定に少し弱いなと思った人
いかがでしょうか。1の人はレビュー(検索ユーザーが求めている情報)をみて商品を買うことが想定できます。
2の人はレビュー(検索ユーザーが求めている情報)だけでは物足りないものの、その後に書いた様々な情報(化粧水の成分や化粧水を販売している会社のこと)を見て買おうと思うかもしれませんね。
このように2段階で商品を売る仕掛けを仕込めるというわけです。
簡単にまとめるとこうですね。
1、検索ユーザーが求めている情報をすぐに渡す
2、1でしっくり来ていない検索ユーザーの背中を押すための情報を追加で提供する。
この2段階で記事を書いていけば文字数も増やせますし、検索ユーザーに求めている情報をすぐに渡すこともできます。
まとめ
いかがだったでしょうか。SEO対策という手法に溺れて気がついたら売れにくい記事を書いていたなんて方もいらっしゃると思います。
もし、心当たりがあった方は改めて自分の記事がどうなっているのか見直してみてくださいね。